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XMLコード内でタグを表現するには

XML内で次のようなタグ（<img>）を表現することはできません。言わずもがなですが、その文字列自体がXMLとして解釈されてしまって文書構造が変わってしまうからですね。

<!-- XML内ではタグを文字としては書けません（こんなふうには書けません） -->
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?> 
<root>
	<item>
		画像には<img>タグを使う
	</item>
</root>

XMLのコードの中でXMLを表現するためには、括弧（< >）を別の文字（&lt; &gt;）に置き換える必要があります。

<!-- XML内ではタグをエスケープ文字に変換して書きます -->
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?> 
<root>
	<item>
		画像には&lt;img&gt;タグを使う
	</item>
</root>

このような特殊な対象文字を、エスケープ文字と呼びます。エスケープというのは「逃れる」という意味ですね。

XML内でのエスケープ文字は、括弧（< >）、ダブルコーテーション（"）、シングルコーテーション（'）とアンド記号（&）の5つです。

もとの文字	エスケープ文字	記号名
<	&lt;	括弧開き（始め括弧）
>	&gt;	括弧閉じ（終わり括弧）
"	&quot;	ダブルコーテーション
'	&apos;	シングルコーテーション
&	&amp;	アンド

属性のなかに文字列としてタグ（<div>）やダブルコーテーション（"）を使用する場合も同じようにします。

<!-- XMLの属性のなかにタグを書くとき -->
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?> 
<root>
	<item text="&lt;div class=&quot;row&quot;&gt;" />
</root>

プログラムなどで、itemのtext属性を読むと<div class="row">が拾えます。

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